ライム病・治療後ライム病症候群・慢性ライム病

只今、ページ構築中です。(未完成)

症状

感染初期(stage I)

 

発熱、筋肉痛、関節痛、頭痛、悪寒、倦怠感、リンパの腫れなどのインフルエンザ様症状。

 

マダニに刺された部分を中心とする限局性の特徴的な遊走性紅斑(赤い円状の皮膚症状)が出ることが多いが、マダニに刺された覚えがなく、皮膚症状も出ない場合があるため、風邪やインフルエンザとの見分けがつきにくい。

 

播種期(stage II )体内を循環して、病原体が全身に拡散する。皮膚症状、神経症状、心疾患、眼症状、関節炎、筋肉炎など全身性の様々な症状が見られる。


慢性期(stage III)感染から数カ月ないし数年で、播種期の症状に加えて、慢性萎縮性肢端皮膚炎、慢性関節炎、慢性脳脊髄炎などが起きる。

 

具体的には、全身倦怠感、激しい疲労、関節痛、筋肉痛、認知機能障害、睡眠障害、頭痛、首の硬直、皮膚症状、ひざやその他の大関節の痛みや腫れなどのある関節炎、顔面麻痺(筋肉が垂れ下がる、片側、または両側の筋肉が垂れ下がるなど)、動悸や不整脈(ライム心筋炎)、めまいや呼吸困難、神経痛、突き刺すような痛み、しびれ、不随意運動など。

 

 

通常のライム病の理解

(米国CDCウェブサイト参照)

ライム病は、ボレリア菌によって引き起こされる感染症で、ライム病菌に感染した野生のマダニに咬まれることで人間や動物に感染する。

 

典型的な最初の症状は、発熱、リンパの腫れ、倦怠感、筋肉痛や関節痛などのインフルエンザ様症状に加え、遊走性紅斑と呼ばれる皮膚症状が出る場合がある。

 

もし、治療をしないまま放置すると、感染が関節、心臓、神経系にまで広がる。

 

ライム病は、症状、皮膚症状などの身体的特徴、感染したマダニとの接触の可能性にて診断される。

 

ラボ検査は、正しく、しかも、有効な方法で行われる場合、診断の助けになる。

 

ほとんどのライム病は、数週間の抗生物質治療で治療可能。

 

ライム病感染を起こすマダニは、別のマダニ媒介感染症も同時に引き起こす可能性あり。

 

(国立感染症研究所ライム病ページ参照)

 

日本で見られるライム病

ボレリア・ガリ二(B.garinii)

ボレリア・アフゼリ(B.afzelii)。

 

アメリカ

ボレリア・ブルグドルフェリ(Borrelia bugdorferi)

 

欧州:

ボレリア・ブルグドルフェリ(Borrelia bugdorferi)

ボレリア・ガリ二(B.garinii)

ボレリア・アフゼリ(B.afzelii)


かかりにくく、治りやすい病気という誤解

地球温暖化、森林伐採が生み出した悲劇

近年、アメリカCDCは、年間約3万人のライム病患者が報告されている中で、実際にライム病と診断されている感染者数がその10倍以上であることを発表している。

 

つまり、実際に診断されているのは、米国だけで、年間推定約30万人以上。

 

日本の国立感染研究所のウェブサイトには、「1996年に初のライム病患者が報告されて以来、現在までに数百人の患者が本州中部以北(特に北海道および長野県)で見出されている。

 

欧米の現状と比較して本邦でのライム患者報告数は少ないが、本邦においても野ねずみやマダニの病原体保有率は欧米並みであることから、潜在的にライム病が蔓延している可能性が高いと推測されている。」とある。

 

海外ライム病患者会や専門医の報告では、ライム病と共感染症は、マダニや野ねずみだけでなく、蚊やヒルなどによっても感染し、母子感染、性感染も報告されているが、更なる研究が必要となる。

 

地球温暖化によってマダニの数が急増した上、森林伐採などでライム病に感染したマダニが動物に付着し、感染地域ではなかった地域に移動するなどで、ライム病感染は、急速に増え広がっている。

診断の難しさと感染の見落とし

国内感染の場合、診察した医師が検査要請を行い、国外感染の場合は、渡航先によってボレリア菌の種類が違うため、場合によっては、海外に検査の要請を行う。

 

もし、マダニに実際に咬まれ、まだそのマダニが皮膚に付着している、もしくは、咬まれた自覚があり、特徴的に出現する赤い円状の皮膚症状(遊走性紅斑)やインフルエンザのような初期症状が出た場合、医師は、血液検査に回しつつも、即時に抗生物質治療を開始することができる。

 

ところが、実際にマダニに咬まれた覚えがなく、皮膚症状が出ない場合、風邪やインフルエンザと誤診される可能性があることを海外のライム病患者会は警告する。

 

血液検査の信憑性の問題

現在、アメリカCDC診断基準で使用されている血液検査の信ぴょう性が問題視されている。陽性の場合は陽性、陰性の場合でも、100%陰性とは限らない。

 

最も信頼できる検査結果が出るとされるライム病と共感染症の検査は、IGeneX社によるものだが、すべて自費による検査で高額。

 

CDC診断基準の血液検査では陰性でも、IGeneX社の検査では陽性になる場合がある。

 

2018年、ニューヨーク州がはじめて、IgeneXの最新ライム病検査を認め、今後、ライム病検査がより正確になるという朗報も!https://www.businesswire.com/news/home/20180807005631/en/New-York-State-Grants-Approval-IGeneX’s-Newly

 

 

ライム病の共感染症

ライム病は、ボレリア菌感染

 

  • バルトネラ菌
  • バベシア菌
  • エーリキア菌
  • リッケチア菌
  • アナプラズマ
  • クラメジア
  • マイコプラズマ
  • EBウイルスなどのウイルス

 

マダニ媒介で感染した場合、マダニが持っていたボレリア菌だけでなく、他の菌やウイルスも同時に感染してしまうことで、治療を一層複雑にしている。

治療後ライム病症候群

ライム病と診断され、標準治療の短期抗生物質でほとんどの患者が治癒する中で、ライム病は抑えられたが、ライム病感染により、何らかの免疫系の異常が起こり、ME/CFSにあるような慢性の全身性の症状が続く病態を「治療後ライム病症候群」と呼ぶ。(Stephen Harrod Buhner著「Healing Lyme」参照。「ライム病後症候群」と呼ばれる場合もある。

 

慢性ライム病

「慢性ライム病」という概念は、一般の医療界では認められていない。

 

ライム病治療を行う自然療法家ステファン・バーナーによると、「治療後ライム病症候群」は、抗生物質治療は成功したが、ライム病感染がきっかけで、神経系に損傷が起こった場合や自己免疫性疾患のような病態に陥っている病態を指す。

 

「慢性ライム病」は、すでに複数の抗生物質で何度も治療を試みるも、慢性的にライム病菌や共感染症に感染している患者を指す。

 

ライム病関連菌は、バイオフィルム化して、脳細胞などに隠れてしまうことがわかってきている。

 

海外のライム病患者たちが「慢性ライム病」という言葉を使用する場合、「治療後ライム病症候群」と混同しているケースもあるので、要注意。

 

未治療ライム病

ライム病陽性とは知らずに、病態が進行すると、「慢性期ライム病」、または、「慢性ライム病」になる。(https://www.lymedisease.org/lyme-basics/lyme-disease/symptoms/)

 

慢性疲労症候群、線維筋痛症、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病などの神経系疾患や強迫性障害、うつ病などの精神疾患と診断されている患者の中に、ライム病陽性患者がいることがわかっている。

 

「Under our skin」というライム病ドキュメンタリー映画では、ME/CFSやALS、その他の神経系疾患や精神疾患と診断されていたライム病患者が登場し、治療で症状の軽減が見られた人たちもいることが映し出されている。(このページ内にあるライム病関連リンクにて、映画視聴可能。)

 

7年後に撮影された続編「Emergence」では、主人公の女性二人は、数年にわたる厳しい長期抗生物質治療などで、フルタイムで働けるほど回復していた。

 

その反対に、長期抗生物質治療で病態が複雑化したケースもあるとの報告もある。

 

また、ライム病による死亡や突然死も報告されているが、ライム病の死亡原因の第一位は、ME/CFSと同様に自殺である。

LLMDの不足

LLMDとは、Lyme Literate Medical Doctorの略。ライム病自体は、良く知られている病気であるが、短期抗生物質治療を行った後も全身性の慢性の症状が持続する「治療後ライム病症候群」や未診断のまま病態が進行、または、他の疾患に診断されてる「慢性期ライム病」の患者を診断、治療できるLLMDが世界でも不足している。

 

標準治療を上回る何年にも及ぶ長期抗生物質治療を行うLLMDが医師免許をはく奪されたり、長期抗生物質治療で悪化した場合、裁判沙汰になるケースがあるため、医師たちが診察、治療を回避するケースもある。


ハーブなどの自然療法

1.Beyond Balance Protocol

2.Buhner Protocol

3.Cowden Protocol 

4.Zhang Protocol

などの自然療法が代替治療としてある。(www.lymeknowledge.com参照)

 

そのほか、オゾン療法によるライム病菌の死滅、癌治療で行われるハイパーサーミア(温熱療法)、高圧酸素療法などの効果が報告されている。

 

ハイパーサーミア(温熱治療)を行っているライム病集中治療クリニック

 

(ドイツ)

St.George Clinic-Lyme and Cancer Services

 

http://lymeandcancerservices.com/clinics/st-george-klinik/)

 

(マレーシア)

Dr. Radz's Integrated Oncology clinic and Daycare servce

 

http://jboncology.wixsite.com/hyperthermiamalaysia


マダニ媒介感染症回避術

  • 虫よけや殺虫剤の使用
  • 洋服などに飛び乗った場合は、即座にマダニを駆除すること
  • 皮膚に付着した場合は、無理に引き抜いたりせず、即、医療機関で駆除してもらう。(頭や体の一部が皮膚に入り込んだまま、感染してしまうため。)
  • 牧場や草むら、森林に入る際は、なるべく、マダニに気付きやすい白目の服を着ること
  • 長袖、長ズボン(靴下の中にズボンを入れる)
  • 山登りの際は、道の真ん中を歩く。
  • 帰宅時は、自分と家族の体をチェックする。風呂に入った時もチェック。
  • 海外や国内旅行先で、マダニ感染地域をチェックしておくなど。