マダニ媒介感染症ライム病と共感染症が、未診断のまま進行し、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群、線維筋痛症、多発性硬化症、ALSなどの神経系疾患やうつ病、自閉症、統合失調症などの精神疾患などに誤診されている可能性があります。(感染経路はマダニとは限りません。)
また、マダニによる感染をし、短期抗生物質による治療後も、慢性的な症状が継続する病態を「治療後ライム病症候群」と言います。
世界でも、日本でもまだ一般の医療界には認知されておらず、治療をすれば、軽快化、回復する患者も、医療や社会から置き去りになっています。
日本では、マダニに咬まれた覚えがある、なしに関わらず、ライム病の検査を要請しても検査に回してもらえることはまずありません。
海外の病気というイメージが強いようですが、海外帰国者の患者だけでなく、日本で感染し慢性的な原因不明の全身性症状に悩まされていても検査、診察ができる医師がほぼいません。