今日からできるセルフケア(ご参考程度に!)

効果があるとされている治療を応用した自分でできるセルフケアや高額な自費治療で学んだ治療法やテクニックなどを、あくまでも、ご参考までに、以下にまとめてみました。(必ず、医師とご相談ください。)

 

オーストラリアのME/CFS専門医、統合医療の医師であるDr.Jeff Jankolson, Dr. Peter Dobbieや慢性ライム病専門医Dr.James Readや、慢性疲労を専門とする精神科医Dr.Elizabeth Scott、日本の統合医療、栄養療法の医師、各関連患者会から学んだ情報です。

 

ME/CFSや慢性ライム病の症状は、人それぞれ、治療法も人それぞれ。

 

これをすれば治るというものではありません。

 

いち患者が、ME/CFSや慢性ライム病専門医から学んだセルフケアや機能性医学を行う医師の指導のもと、行ってきた管理法の例として、(全部をいっぺんにしているわけではありません!)ご参考までに掲載させていただきます。

【食事療法】

  • 炎症を起こしやすい食品、小麦粉、砂糖、アルコール、乳製品、(卵)を避ける。
  • カフェイン、加工食品、添加物を避ける。
  • 腸内毒素症、腸内カンジタ菌を減らすため、カンジタ菌の大好物の砂糖などの糖類、アルコール、イースト菌を避け、炭水化物も控えめに。
  • 白米、白いパンなど精製したものは避ける。玄米の場合、硬すぎるため、24時間水につけてから炊く。24時間待てない時は、玄米を洗った後、熱湯を炊飯器に入れて炊く。(現在は、糖質制限をしているので、炭水化物はさけている)
  • 酢は、米酢ではなく、アップルビネガーやレモンを。
  • 砂糖の代わりに、ステビア葉抽出エキス(Stevia Leaf Extractは、iHerb.comなどで購入できます。)
  • 牛乳の代わりにアーモンドミルク、オーツミルクを。
  • 醤油は、なるべく、小麦粉の入っていないたまり醤油、フィッシュソース(魚醤)、岩塩。
  • オリーブオイル、フラックスシードオイルはいいが、熱加熱しない。
  • 熱加熱の場合は、ココナッツオイルなどを使う。
  • 鳥の胸肉に含まれるイミダペプチドや魚を積極的にとる。
  • 機能性低血糖症(5時間糖負荷検査)の場合、野菜、タンパク質、少量の糖質の順番で食べることで血糖値の急上昇、急降下を避ける。一日の食事を小分けにして摂取する。
  • 低速ジューサーによる無農薬野菜酵素ジュース(小松菜、キャベツ、ニンジン、リンゴ、レモンなど)または、野菜サラダ。
  • ボーンブロス(骨の煮汁)スープ
  • ビタミンC、ビタミンB群(特にB6,B12)、コエンザイムQ10(カネカ)、アミノ酸、マグネシウム300&カルシウム(1:1の割合)、ビタミンD3など。(分子整合栄養医学的血液検査では、栄養障害の度合いがわかり、どの栄養素がどれくらい不足しているかが出てくる。)
  • 逆流性食道炎を避けるため食べてすぐに寝転がらない。頭を上げて食べられない場合は、リクライニングチェアを使ったり、クッションを使用して胃液の逆流を避ける。よく噛む。疲れて噛めない場合は、最初から食べ物を小さくほぐしておく。

 

【生活習慣】

  • ペーシング療法:調子のいい時でも、クラッシュする前に活動を止める。エネルギーを計算しながら活動する。現在は、タイマーを使ってPCの使用制限、人との会話なども区切るようにしている。
  • 規則正しい生活:朝夕逆転になりがちだが、睡眠障害対策を医師と行い、体内時計のリセット。
  • 夜寝る前のPCの使用を避ける。(電磁波過敏の場合、PC使用時以外はWiFiを切る)
  • 複式呼吸・自律神経を整える:鼻から3,4秒息を吸って、口をすぼめて、息を出し切るを1セットに3分間。

 

【解毒】

  • 腸内環境を整えるために植物性のプロバイオティクス(乳酸菌)摂取。
  • 肝臓の解毒と毒素排出:肝臓解毒サプリメント。解毒作用のあるグルタチオン点滴、または、費用に問題がある場合、「強ミノ注射」。解毒ハーブティ、チャーコール(炭)など。
  • 寝転がれる休憩所のある赤外線サウナや岩盤浴。(ただし、光、音、ひとごみ、着替えなどのハードルあり。)
  • 水は、一日1.5~2リットル以上。(ジュース類ではなく、ミネラルウォーター、水素水や還元水など)
  • 究極的には、専門家の指導のもと、断食、プチ断食なども可。

【軽い体操】

(全く動けない時は無理ですが)

  • ゴキブリ体操:寝転がって手足を上げてぶらぶら揺らし、血流をよくする
  • 少しでも動ける時は動いて筋肉を失わないように気を付けるが、クラッシュする前にやめる。(段階的運動療法ではなく、ペーシング療法!)
  • 足上げ体操:寝転がったまま、両ひざを立てて、20回両足をあげる。
  • 寝転がりながらできる腹筋、ヨガなど

 

【免疫を高める】

  • 口呼吸から鼻呼吸に変える。(口を閉じた時、舌が上にしっかりついている場合、鼻呼吸ができている)
  • 「あいうべ」体操(大きな口を開けて「あ~い~う~べ~」と言い、「べ~」の時に舌を思いっきり出す)で唾液を出し、免疫を高める。
  • 鼻うがい(サイナスリンスキットなど)

 

NPO筋痛性脳脊髄炎患者会情報と応用】

  • 和温療法:入院、通院が難しい方は、和温療法の代わりに、41度の風呂(無理な場合は適温で)10分、その後、布団乾燥機で温めた布団にくるまって30分寝転がって発汗。水分補給!(これは、私の経験ですが、解毒効果もあるため、毒素が一時的に体内をまわり、症状が悪化することがあります。)
  • 遠絡療法
  • rTMS療法
  • EAT(旧Bスポット療法):耳鼻科で鼻の奥をカメラで見ていただき、上咽頭炎がある場合は、真っ赤になっています。通院が難しい方は、鼻うがいをする。市販のものもある。

 【合併疾患への対処】

  • 線維筋痛症:薬物療法、マインドフルメディテーション、湯たんぽ療法など
  • 化学物質過敏症:柔軟剤、香水などの合成香料や化学物質の入った製品を使わない。洗剤は、重曹と酸素系漂白剤(3:1の割合)、MIYOSHIの洗濯せっけん、パックスなど。化学物質過敏症用マスクの使用。周囲への呼びかけ。換気をよくする。重金属キレーション、解毒など。
  • 脳脊髄液減少症を合併している場合:生食水点滴、ブラッドパッチ、フィブリンパッチ、生食パッチ、人工髄液、脱水しないように心がけるなど。
  • 気分障害・反応性うつ病:カウンセリング、認知行動療法
  • 顎関節症:顎関節症を治療している口腔外科医によるマウスピース。オステオパシー。オステオパシーでは、口の中に左小指を入れ、右上の奥歯と下の奥歯奥の間の筋肉を押し、右小指は、耳の下あたりにあて、あごの筋肉を小指同士で挟み込むようにして、押す。左側も同じく。患部を温める。
  • PMS・PMDD:チェストベリー、セントジョーンズワート(抗うつ剤との併用は不可)、エクエル(大豆イソフラボン)、マグネシウム、マカ、プラセンタ注射、場合によっては薬物療法(低用量ピル:血栓の恐れあり。医師に相談!)など。

 

【心がけること】

  • PEM(労作後の不調)やストレスのかかる環境、人間関係、活動をなるべく避ける。
  • ME/CFSインフォシート(右のメニューからダウロード)や自分の取り扱い説明書を周囲の人に見せて理解と協力を呼びかける。
  • ヘルプマークを鞄につけて、緊急時に備える。
  • ヘルプカードに、緊急時の詳細を掲載しておく。(救急車で運ばれた場合、大騒ぎにならずに済む。例えば、点滴してくださいと指示を書いておく)
  • 人間(患者さん)にとって大切なこと:愛されている実感、自分の味方になってくれる人(信じてくれる人)、褒められること、人の役に立っている、もしくは人に必要とされているという実感。もし、そういう実感がなかったら、まずは、自分が自分を愛し、自分の一番の味方になり、自分を信じてあげる、自分の世話をしてあげることが大切だと思います。たまには、自分自身をハグして、「よく頑張ってるね。」「よく耐えてるね。」、、、自分が人に言ってほしい言葉を自分にかけてあげてくださいね!